石像潜む 鷹取山 2023.4.29

4月の終わり、横須賀と逗子に挟まれた海が見える山、鷹取山に登ってきた。

 

この山の存在は以前から知ってはいたが、そこまで興味をそそるものではなく完全に候補からは外れていた。

しかし、実際に訪れてみると植生や起伏に富んだ地形と岩など、その魅力は枚挙にいとまがない。

 

 

神武寺駅から住宅街を横目に隧道を通過。この辺りは元が山なので駅からはずっと坂だ。

 

神武寺のお寺の敷地に入って行き、じめっとした湿度を帯びた山の空気が漂っている道を歩く。まだ4月末ではあるのに暑くて、もういつぞやの爽やかな季節なんてものはなくなってしまったのではなかろうか。

 

ハーイ!

 

 

広場に出ると、ナンジャモンジャの木という木が植っていた。(写真には撮っていない)名前がいいね。

 

 

再び山道に入るとごろごろした岩が出てきた。崖の斜面からは曲がりくねった大木が生える。まあとにかく幹や枝が太い!

 

海からの風が強くてこんな枝ぶりになったのかもしれない。ウネウネとした枝はアスレチックのようだった

 

ウネウネの木の隙間に視界が開けている所があり、森の中に町が埋もれているような、山の斜面沿いから海に向けて家々が流れ込んでいるようだった。

神奈川の中でもこの辺りは自然がまだ多く残されており、少し行けば海もある。海山どちらも楽しめるのは大変お得である。

 

強風だ

 

地図上に山頂を発見したので行ってみる。ここは神武寺山。笹に覆われて眺望はなし。

 

 

かつて石切場だった名残か、切り口が垂直な岩が森の中には沢山転がっていた。登山道を歩いていると、土だけで出来た山ではない事がわかる。

 

 

ザアザアと枝がたわんで揺れるトンネル。この日は風が強かった。

 

 

岩盤の上を進み、展望台へと上がると鷹取山の山頂だ。

 

 

標高こそ低いが、眺めは抜群である。また、石切場の岸壁が要塞のようで格好いい。

 

おや…?森の中に何かいるぞ

 

 あの場所だけ蔓が生えていてグッド

  

 

先ほど見えていた岸壁に近づいてみると打ち込まれたハーケンの跡が無数にある。何人かクライミングしている方々もおられて楽しそうだ。

 

 

広場から石切場のエリアから石のトンネルをくぐったりしているうちに再び森の中へと入ると、ドドンと石像が現れた。

 

 

周辺には木々が生い茂り、彫刻された岩の上には草が青々としている。また、写真だと伝わらないかもしれないが、かなり巨大だ。

これは地元の彫刻家の方が彫られたそうで、昔は対となる像もあったそうな。

 

石像のいい所は何十年、数百年経ってもその場所に残る事だ。風雨によって徐々に浸食される事はあっても、大地震でも起きない限り壊れる事はない。

 

未来人がここに来た時、この石像を見つけたら何を想うのかと考えるとなんだかロマンがあるじゃぁないか。

 

こんにちは

 

 

石像にさよならを告げ、階段を下っていると住宅街にポンと出た。 さてはて、町の中に山があるのか、山の中に町があるのか。