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山笑う 春の畦ヶ丸 2018.4.13

 

先日、約三ヶ月ぶりに山に行ってきました。

向かった先は、大好きな西丹沢 畦ヶ丸。 そう、好きな山には何回でも行きたくなるものです。

 

 

畦ヶ丸はすっかり春の装い。柔らかな色をした木々たちが、とても優しかった。

 

 

10時前、少し遅めにビジターセンターを出発しました。

 

 

ゆらゆらと水面は揺れ、清々しい沢沿いには芽吹いたばかりの新緑が。そんな気持ちの良い道を行きます。

 

 

ザーザーと流れ落ちる水の音がなんとも心地よくて、ずっと聴いていたくなってしまう。

そしていつもこの場所で写真を撮っている気がする…。

 

 

間から見える向こうの山肌には、ちらりと桜が。まさか山で桜を見られるなんて思っていなかったので、とても嬉しかった。

 

その山を背に歩き、下棚に到着です。

 

サーッと水が落ちて行きます。

周囲に新緑があるからか、1月に訪れた時よりもやわらかな印象でした。

 

 

下棚から本棚へ行く途中、所々にツツジが咲いていました。淡い黄緑に桃色。なんて可愛らしい色合いなんだろう。

 

 

木々の葉はまだ若い芽のせいか、沢に落ちる影は淡く明るい。

そういえば、早春には一度訪れていたけれど4月半ばには初めて来たのだ。

 

そして5月になれば緑は一層その濃さを増し、沢からの風を受けてザワザワと揺れるのだろう…とそんな事を想像したら、歩きながらにやけてしまいました。

 

 

 

見上げればまだ緑は薄く、隙間から光が差し込んできます。木漏れ日は沢に落ち、反射して光る。

その上を風がサーッと吹き抜けて行きました。

 

 

耳を澄ましていると、どこからともなく鳥の声が聞こえてきます。これは何の鳥だろう?と想像を膨らませるのもまた楽しいのです。

 

 

この日の山行は珍しく同行者あり。

 

躍動する水や、穏やかに揺れる木々、それらから何かを感じとり切り、撮り終えた写真を見ると新たな視点に気づかされました。

 

何枚かの写真やスケッチ、自らが感じた記憶やイメージを一旦持ち帰り、全て混ぜる。

混ぜてこねて、ボヤンと出てきたものが絵なのです。

 

 

てくてくと歩きながら、この畦ヶ丸からどんな絵がかけるのか…とぼんやりと考えていました。

 

 

進む先には本棚が待っています。

 

 

それにしても、この水の青さよ。

 

毎回この山に来て思うのは、水の美しさです。決して派手な深い青ではないけれど、曇っていても晴れていても、その時々の水の色がある。

少し経つと、途端にそれが見たくなり毎回足を運んでしまうのです。

 

 

本棚までの道すがら、「あっ!」と声をあげてしまいました。

 

9月に来た時に見つけた写真中央部の尖った石がまだあったからです。

その時、上空の木々は茂り、わずかな隙間からもれた光がまるでスポットライトのようでした。

 

下の写真がその時の様子です。

ほぼ同じ位置から撮ったものですが、季節や光と影によってこんなにも見え方が変化するのか…と驚き、スポットライトを浴びた石はなんだか誇らしげに見えました。

 

また会いにくるよ〜、と思いながら先に進みます。

 

 

本棚の手前には、象徴的なケルンが積んでありました。

 

 

写真だとあまりスケールが伝わらないのが残念ですが、水はゴウゴウとしぶきをあげて落ち、流れていきます。

最前線まで近付きましたが、やっぱり寒い!

 

 

ちょうど、滝の上部に光が当たって輝いていました。

 

 

「こんにちは。ケルンです。」

 

 

「私もケルンです。」

 

 

 

ケルンの擬人化はさておき…

 

本棚の反対側にある滝にもちょろちょろと水が流れていました。

 

 

 

そして、振り返ると本棚。

 

ダバーーーー!

 

本棚を堪能しすぎて、おなかがすいたので休憩スペースまで戻ってお昼ご飯を食べることに。

 

 

ゴロゴロした石を飛び越えて…

 

 

さて、今回のお昼ご飯は白だし肉うどん。

 

普段日帰りの山行では、作ってもラーメンくらいなので、なんと豪華なお昼だろう!

ちゃんとした豚バラは魚肉ソーセージとは違うなぁ…。(魚肉は魚肉の良さがある。)

 

優しいほっこりした美味しさで、ペロリと完食してしまいました。

 

 

お腹も満たされ、少し休憩してからビジターセンターへ戻ります。

 

 

午前中とは違って、午後の光は少し黄色い。それを受ける葉の色も温かみのある色に見えました。

 

 

岩にぶつかった水は、シュワシュワと流れて行く。

 

 

山の輪郭はまだ淡く、ふんわりとしていて、向こうの山も霞んでいる。

少し雲が出てきましたが、15時を過ぎても晴れていました。

 

 

広葉樹の新芽の色は、それぞれ異なる色なのか。種によってこんなにも違いが出るなんて、離れて見ないとわからないものです。

 

淡い黄緑、少し透けた黄色、先端だけ赤みを帯びた黄緑。そして、桜色。

 

 

まだそれぞれの色は強くなく、一定の淡さを保って共存していました。

 

そして、なんていいものを見れたんだろう!なんだかいい絵が描けそうだ…と思ったのです。

 

 

最後に、撮って頂いた写真を一枚。

 

 

穏やかな春の日に。