3月3日ひな祭りの日、西丹沢 畦ヶ丸に登っていました。
天気は晴れ時々曇り。
沢の水は澄み、小春日和の山行です。

●コースタイム●
西丹沢自然教室 8:48 - 下棚 9:49 - 善六ノタワ 11:27 - 畦ヶ丸山頂 12:28 - 13:05 - 善六ノタワ 13:47 - 下棚 14:50 - 西丹沢自然教室 15:25
晴れた〜!橋を渡って、さぁ出発です。

橋の下を見下ろすと、薄いブルーの水が流れています。茶色く見えるのは落ち葉か。


針葉樹林のトンネルを抜けていくと、所々に倒木があって苔むしている。この辺が西丹沢っぽくて好きだったり。


幾つかの堰堤を越えながらのんびりと進みます。
視線を上げると、ぽこぽこした山が見えてきました。葉が落ちた広葉樹林と常緑樹がくっきりと分かれていて、
なんとも可愛らしい山容になっていました。手前に生えるはスギでしょうか。


うひょ〜!透き通っている!
しばらくはこんな沢沿いを歩いていけるので、とても気分が良いです。
それにしても水が綺麗で、はしゃいでしまいました。一人で…。
また、木々が落葉して日の光が存分に当たるためか、その透明度がより際立っていました。
冬〜春先の午前中の光はやわらかくて心地良いです。


わぁ、綺麗〜!とか言って手をいれると、想像以上に冷たいのでご注意を…。
「ヒッ…!!」となりました。


苔々しい沢沿いを緩やかに登り、橋を渡っていきます。



鎖場。落ち着いていけば問題なし。


さて、下棚に到着。
滝に近づくとひや〜っとした空気が流れてきました。
うーん、やっぱり水は綺麗です。


水面がキラキラして、ずっと見ていられます。

お次は本棚へ向かいますよー。



本棚到着。

「あれ…?なんか本棚っていう割には、下棚より水量が少ない気がする…。
まあ、そんなもんか…コースタイムもあるし足場も悪そうだし、遠くから見るだけにして先へ進もう…。」
と、この時の私は判断し、山頂へと足を進めたのです。
がっ、ついこの間、本棚を再訪し、最前線まで近づいてみてびっくりしました。
あの崖の裏に本棚があったと…!
まさにガーン。
めちゃめちゃ死角になっていて分からなかったぞ!
この時点でそれには気づいていない為、ずんずん進んでいきました。

本棚を過ぎると、沢とはお別れ。ザレた登山道を行きます。



ここでいいのかな?と不安に落ち入りますが、右奥に標識を見つけ、一安心です。





この標識です。 遠目だと、完全に落ち葉の色と同化していてわかりませんでした。

小径を抜け、木漏れ日の階段を登り、


善六ノタワ。


この辺りから少し冷え込んできました。むこうのお山は、ほんのり雪化粧。


徐々に登山道にも雪が現れ始めました。
雪質はシャーベット状でシャリシャリです。念のため持ってきたチェーンスパイクは使わずに行けました。

足元に気を使いながら歩いていると、ふわ〜っと山頂に到着。
山頂からの眺望はないとの情報でしたが、葉が落ちていたので隙間から周囲の景色がチラッと見れました。

さあ、ご飯ご飯。
この日は、カップヌードル シーフード味。
登ってきた時は暑いくらいでしたが、じっとしていると寒く、手がかじかんでしまいます。そんな時もバーナーは必需品ですね。暖かいラーメンを食べて生き返りました。
ここでもコースタイムに追われているので、時短メニューです。

日も傾き始めたので下山します。

午前中の光と違って、少し寂しげ。そしてとても静かです。
いや、私が登る時はいつだって静か。なぜなら9割9分、平日登山だからである!
この日、畦ヶ丸で会った方は2名のみ。
西丹沢自然教室の時点では、5、6名いましたが、みなさん檜洞丸方面へ行かれたようでした。

再び沢沿いへ降りてきました。帰り道は時間に少し余裕ができたので、色々観察しながら歩く。
岩に張り付いてる苔が黄葉していたり。

赤い年輪チックなキノコ。なんともカラフルです。

先ほどの苔とは種類が違う苔。こちらは、新芽なのか若々しい緑でした。なんかつんつく生えている。


んで、またキノコ。赤いのと種類は一緒なのかな?中心部分に少しだけ緑が入っていて、とても綺麗な配色。
以上、苔、キノコ、苔、キノコでお送り致しました。


最後に、沢と自分の影でパシャリ。